Cloudflare PagesでNode.jsのバージョンを指定する
先日リリースされたJamstackホスティング サービスCloudflare Pagesですが、実行されるNode.jsのバージョンを変更したいケースがありました。
Cloudflare PagesのビルドではNode.jsのほか様々な言語が利用できますが、Go、PHP、Python、Rubyは任意のバージョンに変更できるので、その方法を書いておきます。
デフォルトで使われる Node.js のバージョンについて、ガイドページ)を見ると 10 を使っているようです。
※ただ実際にサンプルアプリを動かしてビルドログをみてみると、v12.18.0が使われているような...?ここはランタイムによって変わるのかもしれません。
09:24:19.846 Now using node v12.18.0 (npm v6.14.4)
Node.jsのバージョン変更
以下いずれかの方法で、Node.jsのバージョンを変更することが可能です。
1. Cloudflare Pagesの環境変数に登録
Cloudflare Pagesの環境変数から、NODE_VERSION
という環境変数名を使うことで任意のNode.jsのバージョンが指定可能です。
2. ローカルファイルに環境変数を指定
ルートディレクトリに.nvmrc
もしくは .node-version
のファイルを作成し、任意のNode.jsのバージョンを記述してプッシュすると、その設定をベースにビルドしてくれます。
15.10.0
サンプルアプリをビルドしてみる
実行結果のビルドログを確認
14:29:50.629 Attempting node version '15.10.0' from .node-version
無事バージョンが切り替わりました。
さいごに
言語以外にも、NPM、pip、Yarn、Hugoなどもプリインストールされており、これらもバージョン変更が可能ですので、お手持ちの環境に合わせて細かくカスタマイズが可能です。
ちなみにpackage.json
で指定されたライブラリやフレームワークのバージョンも優先されます。
クラスメソッドはCloudflareのパートナーとして、Cloudflare利用のお手伝いが可能です。お問い合わせはこちらから。
参考URL
https://developers.cloudflare.com/pages/platform/build-configuration